2012年9月29日土曜日

Teranexインプレッション(5)出来ない事、不満な事

ども、ぱわぶくです。


懲りずにBlackmagicDesinTeranex 2D Processorの検証です。

過去のエントリーはこちら。
Teranexがキタ━━(・∀・)━━!!!!
Teranexインプレッション(1)
Teranexインプレッション(2)
Teranexインプレッション(4)アップコン性能

このコンバーターが夢のようなマシンだと思うと大間違い(笑)


ThunderboltでMacと接続するとスタンドアローンにならない。

ケーブルを引っこ抜くかMacの電源を落とさないとスタンドアローンで使えません。


パススルーモードが無い。

入力と同じフォーマットでいいからキャプチャーしたくても、OUTで設定をあわせなくてはなりません。また、ノイズリダクションなどもメニューに入って確認しなくてはなりません。


フレームレートコンバート時にノイズリダクションが効かない。

せっかくなので、59.94iから23.98pに変換しながらノイズも・・・と思ったら、FRC時にはノイズリダクションが効きません。また、Clean Cadenceを入れてもノイズリダクションが効かなくなります(こちらはメニュー上ではON/OFF出来る)


アスペクト変更が自由に出来ない。

コンパネには6種類のアスペクト変換ボタンがあります。
(ANAM、14:9、LBOX/PBOX、CCUT/ZOOM、SMART、ADJ)
まず、ADJが効きません。
次にSDでよくあるスクイーズからレターボックスの変換も出来ません。(逆もまた真なりw)


ファイルからの出力時にTeranexのコンバーターは効かない。

これ、かなり減点では無いでしょうか。つまり、FCPやMediaExpressからの出力にはビデオプロセッサーをかけられません。


24キャプチャ時は、23.98P or 23.98Psf?

キャプチャすると結局Pになるのですが、PがいいのかPsfがいいのか不明です。
ちなみに、Psfに比べてPは2フレ遅くなりました。そう、


プロセス時のTC遅れを吸収していない。

これ・・・結構イタイかもしれません。


んでもって、同一モードで4フレーム遅れている。(59.94iHDで確認)

ええ〜 こりゃまずいっすよ(笑)
あ、そういえば、MediaExpressにそんなメニューが
ありました。Offsetに-4を設定して再キャプチャします。
・・
・・・

orz...  だめっす。変わらない(泣)


ん? もしかして・・・(こんな時、別のモードの事を思い出すのは検証屋のスキルか?)

MediaExpressでは、キャプチャ時に以下のモードが使用できます。


左から、静止画キャプチャ、Capture、Clip、Batch、Logです。

通常IN/OUTを指定して取り込む場合は「Clip」を指定します。VTRはIN点まで巻き戻って再生を始め、IN点からキャプチャを始めます。
「Capture」はカメラ素材やVTRがフリーで走っている状態をキャプチャします。
VTRを手動で巻き戻して再生させてから「Capture」を押します。

ビンゴです!

この状態ではTCの遅れはありませんでした。やはり9PINのバグでしょうか。
と言うことで

「Clip」で取り込むとTCが4フレーム遅れます。(MediaExpress)


また見つかったら報告します。
















2012年9月28日金曜日

Teranex インプレッション(4)アップコン性能

ども、ぱわぶくです。
BlackmagicDesinTeranex 2D Processorの検証です。
過去のエントリーはこちらです。
Teranexがキタ━━(・∀・)━━!!!!
Teranexインプレッション(1)

Teranexインプレッション(2)

Teranexインプレッション(4)アップコン性能


皆さんが一番気にしているであろうアップコンの性能です。
一番多いパターンとしてDigβからHDCAM(720x486 59.94i to 1920x1080 59.94i)でテストしています。
比較としてSRW-5100にDigβをかけてたものとTeranexのアップコンで比較します。VTRの設定は標準的な設定で、Adaptiveです。Teranexの方は「Scene Detect」をONにしてシーンチェンジを検出させています。なお、MediaExpressでProResキャプチャ後、PhotoShopで開いて、200%拡大した状態でスクリーンショットを撮っています。



 VTR アップコンバート               Teranex アップコンバート
VTRでは、2:3プルダウンでのブレゴマではありませんが、インターレースの様な状態になっています。Teranexはフレーム情報を維持してアップコンバートしているようです。




       
 VTR アップコンバート                Teranex アップコンバート
また、プルダウンの前後のフレームですと、このような横引きノイズが発生することがあります。Teranexでは起こりません。


       
 VTR アップコンバート                Teranex アップコンバート
こちらは、実写なのですが、比較しやすい物を選びました。斜めのラインが綺麗に出ています。








星を継ぐもの4 発売

ども、ぱわぶくです。
SF大好きです(笑)初めて見に行った洋画が「スターウォーズ」でした。
大きい劇場に行ったのも初めてだったので冒頭の帝国軍の巨大宇宙船に圧倒されました。
なんて話はどーでもいいのですが、SF小説「星を継ぐもの」がコミック化されています。





まだ読んでいませんが、完結らしいです。
1〜3巻を読んでないかたはこちらも・・・。







2012年9月27日木曜日

Mac:サウンドデバイスを切り替える

ども、ぱわぶくです。
リサージュのエントリーでサウンドデバイスを切り替える必要が出てくるのですが
便利なソフトを紹介します。
AmoebaSoundSouceです。フリーです。
このアプリをインストールすると、メニューバーにヘッドフォンのアイコンが増えます。
プルダウンすることでOutput、Input、System Soundなどを切り替える事が出来ます。
私はこのソフトを2週間前まで使っていました。今は使っていません。
なぜなら・・・


標準アプリで切り替える事が出来るんです。

コントロールバーのサウンドをクリックすると音量を調整できますが・・・



Option+クリックで出力装置と入力装置を切り替えることが出来るんです。
ライオン、マウンテンライオンで確認しています。








DTL(デスクトップリサージュ)参

ども、ぱわぶくです。
前のエントリーでProPhaseを紹介しましたが、リサージュ表示をすると、Macから音が出なくなりました。
どういう事かというと、ProPhaseがオーディオの終端になっているためです。
オーディオの流れを書いてみると・・・

QuickTimePlayer → 内蔵スピーカー
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

QuickTimePlayer → Soundflower(2ch) → ProPhase


こうなっている訳です。では、↓ こうすればいいのですが・・・


QuickTimePlayer → Soundflower(2ch) → ProPhase → 内蔵スピーカー

残念ながら、ProPhaseには出力させる機能はありません。
と、言うことで、こんな感じにしてみます。

QuickTimePlayer → Soundflower(2ch) → ProPhase
        ↘内蔵スピーカー

LineInというアプリを使う方法もあるのですが、あまりアプリを増やしたくなかったので
純正で出来る方法を紹介します。
Audio MIDI 設定を立ちあげて下さい(SpotlightでMIDIを検索)
左下の「+」ボタンを押して「複数出力装置を作成」を選び、名前を付けます。
右側で内蔵出力とSoundflower(2ch)にチェックを入れます。

後は、Macのオーディオ出力選択で先ほど作成した複数出力設定を選びます。
そうすれば
リサージュが踊ります(笑)

ProPhaseはMacAppStoreで¥2,200です。




リサージュばかり紹介しましたが、Peakメーターも同時に表示できます。なお、最小表示サイズが516x516もあり、ハッキリ言って邪魔です(笑)
もっと小さくなればいいのに・・・。







DTL(デスクトップリサージュ)弐

ども、ぱわぶくです。 前のエントリーでMacAppStoreで販売されているProPhaseを紹介しました。

ProPhase - Katsura Shareware

幾つかのアプリを試したのですが、Macから出るオーディオ(つまりQTを再生したり)をリサージュ表示してくれるアプリは見つかりませんでした。このProPhaseもMacの入力に対してリサージュ表示するアプリです。つまり内蔵マイクやキャプチャボードの入力に対応しています。私がやりたいのは、例えばQuickTimePrayerでプレビューする際に、リサージュ表示させたい訳なのです。
そこで、もう一つアプリをインストールします。Soundflowerです。(フリーです)
このソフトをインストールすると、OUTPUT → INPUTのルーティングが可能になります。インストール後、再起動するとオーディオ出力デバイスに「Soundfloer (2ch)」と「Soundfloer (64ch)」が追加されます。まず、オーディオ出力を内蔵スピーカーからSoundfloer (2ch)に切り替えます。次にProPhaseを立ち上げ、Device選択でSoundfloer (2ch)を選べば、リサージュが踊り出します(笑)

・・・と、ここで問題が発生しています。スピーカーから音が出ません(泣)
解決策は次のエントリーで・・・。


DTL(デスクトップリサージュ)壱

ども、ぱわぶくです。
FCPを使っていて音をモノミックスしちゃったことありません?
私はよくあります(爆)
シーケンス設定のオーディオ出力が「デュアルモノ」になっていて「ミックスダウンボタン」がオンになっている場合などです。厄介なことに、この「ミックスダウンボタン」は
「オーディオミキサ」でしか確認できません。(赤で囲ったボタンが押されているとミックスダウンされます

ですので、私のウィンドレイアウトでは、右下に常にオーディオミキサを出しています。

それでも、編集室と違い、ステレオリサージュがありませんので、逆相などのチェックが出来ません。いろいろ調べたのですがフリーでは見つからず、MacAppStoreで¥2,200円のアプリを見つけました。


これを使うには、ちょっとコツがいるのですが、それは次のエントリーで・・・。







2012年9月25日火曜日

Teranex インプレッション(3)

ども、ぱわぶくです。


Teranex 過去のエントリーはこちらです。
Teranexがキタ━━(・∀・)━━!!!!
Teranexインプレッション(1)

Teranexインプレッション(2)


Teranex 2D Processorとはブラックマジックデザイン社のビデオプロセッサーだが、出来る機能を羅列してみたい。

● アップダウンコンバート(486(NTSC)、576(PAL)、720、1080、2K)
● フレームレートコンバート(23.98、24、25、50、29,97(30)、59.94(60))
● アスペクトレシオコンバート(スクイーズ、レターボックスなど)
● プロセスアンプ(ビデオ、ブラック、サチュレーション、ヒュー、シャープ)

● 2:3プルダウンリムーブ(ケーデンス)
● ノイズリダクション

● ビデオキャプチャ
● ビデオ出力
● 波形モニター機能(Ultra Scope)


注意が必要なのは、重ね合わせが出来ない機能がある事だ。
私が試した中では、59.94i HDから23.98Psfにプルダウンリムーブしながらノイズリダクションをかけることが出来なかった(メニューがグレーアウトする)

また、アップコンをしながらProResキャプチャーは可能だが、逆にファイルからの出力時には、殆どの機能が追加出来ない。と言うか何にも出来ない
推測だが、インプット側にTeranex Processorが入っており、出力段はDeckLinkそのままなのでは無いだろうか。今後のファームで改善されると嬉しいのだが・・・。
たとえば、HD完パケを作成したが、納品物の中にDigβがある場合、わざわざSDサイズのQTを作るか、HDCAMからダビングすると思うが、このプロセッサーでスクイーズやレターボックスのDigβが作れれば、すばらっ! だと思うのだが・・・。


Teranexインプレッション(2)


ども、ぱわぶくです。引き続き、Blackmagic Teranex 2D Processor ネタ。

iMac27の下に設置した感じだが隙間的にはちょうど良い。今はベタ置きだが多少フロントを上げてもiMac27にぶつからない。ただし、SDI-INがちょうど真ん中にあり、BNCケーブルとiMacの足がぶつかり、写真のように前に出っ張ってしまう。L字型のBNCアダプタが欲しくなった。また、ラックマウントの耳も筐体と一体化しており外すことが出来ない。

まずはフロントパネル



フロント左のIN/OUTボタンを押すことで入力信号と出力信号のフォーマット表示を切り替えられる。
まずはINPUTだが、右隣のボタンでSDI/HDMI/ANALOGのビデオ切り替えと、SDIのエンベデッド/AES/ANALOGのオーディオ切り替えが可能だと思われる。(私の所ではSDIしか繋いでいないので未検証)というか、AESやANALOGはDB-25のマルチコネクターな上にブレイクアウトケーブルが付属していないので、ほとんどのユーザーさんはSDIとHDMI運用だろう。(貰えるものなら欲しいです>Fさん)
なお、他のBMD製品と違ってRefは本体にSDI接続可能だ。ん?もしかしてDeckLinkなどのケーブルと互換があったりして。


さらに右には入力信号フォーマット表示だが、表示するだけで切り替える事は出来ない。(当たり前か)

OUTボタンを押すと、出力(SDIやThunderbolt接続したMac)への信号を切り替えられる。
たとえば、SDからHDへのアップコンバートの場合は・・・
左から、OUT>1080>I>59.94(60)を押し、中央のLEDに「Change Output Format 1080i59.94」と表示されたら、LEDの左下のAcceptを押すことで切り替わる。
まどろっこしいと思うだろうが、コピー中に操作ミスでフォーマットが切り替わるのを防いでいる。なお、ボタン自体がマルチカラーLEDになっており、ブルーが現在でグリーンがセレクト中というルールになっている。




2012年9月24日月曜日

Teranexインプレッション(1)

ども、ぱわぶくです。我ながら写真下手っすねwww
とりあえずiMac27の下に設置してみました。

インストールCDからドライバーをインストールします。
(いつもはネットから最新版を落とします)
左下の「Teranex Mac」を開くと・・・
ヅレとるがなwww

インストールしたらV9.6.4でした。
出力設定や入力設定はフロントパネルで指定するようですね。

ちなみに「ビデオを一時停止中にフィールドジッタを削除」ですが
チラツキを軽減出来るのですが、ノーマル再生時にテロップがボケた経験があるので、外しておきます。

只今、59.94iのHDから23.98pにしてキャプチャなう・・・。







Teranexがキタ━━(・∀・)━━!!!!

ども、ぱわぶくです。
ブラックマジックのTeranex 2D Processorが到着しました。
まずは開封


箱ちっちゃいw





マテ! ACケーブルくらい付けろやゴラァーーー!






iPhene4/4sユーザーには新しいiPod touch

ども、ぱわぶくです。
今回、私はiPhone5を買いません。iPhone4sを一括で購入したので分割残金がある訳ではないのですが買いません。iPhone4sはスティーブ・ジョブズ氏が亡くなってスグに発売した事もあって、なかなか手放す気になれないのです。
私の周りにもiPhone5に機種変する人やDoCoMoからNMPする人が沢山いらっしゃいます。
でも、今回だけはスルーしたい気分です。iPad3を購入したからかも知れません。

そんな私ですが、新しいiPod touchは魅力的なガジェットです。
思い起こせば、初代iPod touchを発表された次の日に注文し、長い間使っていました。
物理ホイールが付いた初代iPodも初日に購入しました。


iPhoneを買い換えると、古い機種をiPod touchとして使用する事ができます。(SIMは返却しないで貰っておいた方が良いですよ。復元やアップデートの時に困ります)
ウチもiPhone3s、iPhone4は嫁さまと娘さまが使っています。
iPhone+iPod touchになるなら、iPhone4s+新しいiPod touchでも十分楽しめそうです。
確かにLTEテザリングやiPad3の2倍速いと言われる高速CPUは魅力ですが・・・。
そんな訳で購入するなら、新しいiPod touch かなと。

2012年9月23日日曜日

Teranexが来るう〜〜







ども、ぱわぶくです。Blackmagicdesign Teranex 2D Processor が明日やって来ます。
NAB2012で発表されたこの新製品は、500万ほどしたTeranex VC-100(アップ/ダウン/クロスコンバータ)をBlackmagic社が買収したことで170万に価格改定(この時にポスプロで購入予定)したのですが、その半年後にThunderboltとビデオキャプチャ機能を搭載し、ウルトラスコープ機能付きでなんと168,800円(2D版:2012年9月の価格)で発売するというウルトラスコープ・・・じゃないウルトラCな機材な訳です。
ど〜考えても「買い!」でしょw BMCCも話題でしたが、自分の業務ではこっちの方が大事!って事でスグに稟議書。日本における価格が判明した5月GW明けから、待って、待って、待って、待ち焦がれた愛しいシト・・・。やっと9月24日に到着です。頼んだ代理店のデモ機よりも先に納品してくれるという機材ヲタにはたまらないプレイです。 

Digital Heaven ProPlayerがなかなかヨイ

ども、ぱわぶくです。yamaqさんのブログで紹介されていた

Digital Heaven ProPlayer












私もスグに購入しました。決め手は「見た目」w

















autodesk製品(と言ってもsmokeですが)に似ているシングルプレイヤーと
大きめなタイムコード表示、そしてJKLコントロール。エディター心をそそられます。

現在のバージョンは1.0.3。まだまだですが、気になった方は[FREE TRIAL]





Flip4MacPlayerがなかなかヨイ

MacでWiindowsMediaを再生する時にお世話になっているFlip4Macがバージョン3になり「Flip Player」が付属するようになった。








QuickTimeのプレイヤーって純正のQuickTimePlayerでいいんじゃね?って話なんですが
ただ再生するだけで無く、変換やらなんやらが必要になるわけで・・・
QTP7もLionでは標準インストールされず、QTPXはまだまだな完成度・・・。
そんな訳でプレイヤーソフトを色々試しているわけです。
このPlayer自体は無償なのですが、Flip4Macをアップグレードすることで高機能プレイヤーに早変わりな訳です。
JKLコントロールが出来るプレイヤーってなかなか無いですよね。
あと、Cropを切った状態で再生する機能もあります。そんな訳でFlipPlayer おすすめかも知れません。

ブログはじめまふ。

ども、ぱわぶくです。ツイッターとは違い、記事をストックしておきたくて、ブログを再開してみます。(昔やってたが、更新しなかったなー)
さて、いつまで続くか・・・。