懲りずにBlackmagicDesin、Teranex 2D Processorの検証です。
過去のエントリーはこちら。
Teranexがキタ━━(・∀・)━━!!!!
Teranexインプレッション(1)
Teranexインプレッション(2)
Teranexインプレッション(4)アップコン性能
このコンバーターが夢のようなマシンだと思うと大間違い(笑)
ThunderboltでMacと接続するとスタンドアローンにならない。
ケーブルを引っこ抜くかMacの電源を落とさないとスタンドアローンで使えません。パススルーモードが無い。
入力と同じフォーマットでいいからキャプチャーしたくても、OUTで設定をあわせなくてはなりません。また、ノイズリダクションなどもメニューに入って確認しなくてはなりません。フレームレートコンバート時にノイズリダクションが効かない。
せっかくなので、59.94iから23.98pに変換しながらノイズも・・・と思ったら、FRC時にはノイズリダクションが効きません。また、Clean Cadenceを入れてもノイズリダクションが効かなくなります(こちらはメニュー上ではON/OFF出来る)
アスペクト変更が自由に出来ない。
コンパネには6種類のアスペクト変換ボタンがあります。
(ANAM、14:9、LBOX/PBOX、CCUT/ZOOM、SMART、ADJ)
まず、ADJが効きません。
次にSDでよくあるスクイーズからレターボックスの変換も出来ません。(逆もまた真なりw)
ファイルからの出力時にTeranexのコンバーターは効かない。
これ、かなり減点では無いでしょうか。つまり、FCPやMediaExpressからの出力にはビデオプロセッサーをかけられません。
24キャプチャ時は、23.98P or 23.98Psf?
キャプチャすると結局Pになるのですが、PがいいのかPsfがいいのか不明です。
ちなみに、Psfに比べてPは2フレ遅くなりました。そう、
プロセス時のTC遅れを吸収していない。
これ・・・結構イタイかもしれません。
んでもって、同一モードで4フレーム遅れている。(59.94iHDで確認)
ええ〜 こりゃまずいっすよ(笑)
あ、そういえば、MediaExpressにそんなメニューが
ありました。Offsetに-4を設定して再キャプチャします。
・
・・
・・・
orz... だめっす。変わらない(泣)
ん? もしかして・・・(こんな時、別のモードの事を思い出すのは検証屋のスキルか?)
MediaExpressでは、キャプチャ時に以下のモードが使用できます。
左から、静止画キャプチャ、Capture、Clip、Batch、Logです。
通常IN/OUTを指定して取り込む場合は「Clip」を指定します。VTRはIN点まで巻き戻って再生を始め、IN点からキャプチャを始めます。
「Capture」はカメラ素材やVTRがフリーで走っている状態をキャプチャします。
VTRを手動で巻き戻して再生させてから「Capture」を押します。
ビンゴです!
この状態ではTCの遅れはありませんでした。やはり9PINのバグでしょうか。
と言うことで
「Clip」で取り込むとTCが4フレーム遅れます。(MediaExpress)
また見つかったら報告します。