FOR-Aの新製品 LTS-50をプライベートデモしてもらいました。
LTS-100、LTS-120からベースバンドブロックを抜き、ファイルベース用にしたアーカイブマシンです。具体的にはEther-Netでネットワーク接続し、PCなどから動画ファイルをLTO-5にアーカイブする装置になります。
FOR-Aさんらしく(?)MXFファイルをアーカイブする事に重点を置かれているようです。具体的にはMXFファイルを転送することでプロキシーやサムネイルの自動生成とメタデータの管理などが他社製品との差別化になります。
また、2TBのHDDを内蔵し、キャッシュに使用することでネットワークの遅延などを吸収する仕様になっているようです。LTS-100、LTS-120に比べて液晶やコントロールが無い分、
内部OSは軽量版(?)Windows7で動いているようです。
MXFといいましても、SONY用、Pana用のコーデックがそれぞれオプションという
普通の動画ファイル(MOVやAVIなど)をアーカイブする場合には普通に保存するだけですが、プロキシーやサムネイルなどの機能は使うことが出来ません。残念です。
ファイルのやりとりはFTPソフト或いは専用のブラウザーソフト(LTRブラウザー)経由になります。LTRブラウザーを用いることで簡易メディアアセット的な検索やプロキシー再生などが行えるようです。ただ、あくまでテープに記録されたメディアしか見られませんので、オフラインで複数本のLTOライブラリーを・・・となると、メディアコンシェルジュなどの本格的なメディアアセットが必要になります。面白いと思った機能としては、オリジナルデータ(MXF)が必要になった際に、MXFあるいはMOVにリラップしてローカルにダウンロードする機能があります。MXFに対応していないソフトで使用する場合には便利ではないでしょうか。
どうしてもライバル機(◯ache-◯)との比較になってしまいますが(と言うか比較したくてデモをお願いしたのですが)Window共有などが無い、HDDは裏方さん、カタログ機能も無しですが、まだまだVer1.0これからに期待です。
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