ども、ぱわぶくです。
前回のエントリーのつづき
FOR-AのLTS-50とCacheA社のPrime-CacheAを比較しています。
ちなみに、弊社にはProCache5とPrime-Cache5を持っていて、私は日常的にPrimeの方でアーカイブをとっています。
LTS-50の特徴としては、やはりMXFへの特化でしょうか。Proxy自動作成機能などが便利かもしれません。もしかすると同社のLTS-100やLTS-120で保存したLTOテープの呼び出し機として開発したのかもしれません。逆にMOVやAVIなどは、保存しておくことしか出来ません。
CacheAの方はLTFSが出て来る前はTARでアーカイブしていますが、現在はTARモードとLTFSモードをテープ毎に選択出来ます。これによってCacheAのLTFSモードでアーカイブしたLTO5も別機種で呼び出す事も可能になっています。
FOR-Aの担当者とも話したのですが、私は「LTOテープは何度もこすりたくない」派なので、Archiveする時もなるべく1.3GB程に貯まるまでCacheAのHDDに貯めてから、LTOテープに吐き出しています。ですので、本体のHDD内にカタログ情報などをストックするCacheAの方が性に合っています。と言うか、そういう使い方に慣れちゃいました(笑)
一方、LTS-50のHDDは完全に裏方です。OSはHDDに入っていると思いますが、ファイル転送に関してはHDDを意識することはありません。EtherNetから送らてきたファイルはHDDをキャシュにしてLTOに送られているらしいのですが、そうなるとHDDは保存と呼び出しを同時に行う事になり、LTOへの保存速度はHDDの速度/2(最大)になると想定されます。勿論、CacheAでも同様にHDDをキャッシュにしつつLTOテープにアーカイブする事も出来ますが、CacheAの場合は、テープをイジェクトしてもHDDにファイルを残せますが、LTS-50は削除されてしまい、二次利用(?)出来ない様です。このあたりは製品開発の命題呪縛といいましょうか、俯瞰から製品を見ないと気が付かない所なんでしょうかね。
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