2012年11月2日金曜日

FCPでリバーステレシネ(FCP7)

ども、ぱわぶくです。
日常業務の中で、59.94iの映画素材を23.98pに戻して編集する事が多くあります。
今のワークフローは、MediaExpressでキャプチャ後、JES Deinterlacerでリバーステレシネ、FCP7でフリッカーフィルターを入れる・・・という事をやっています。現状では、これが一番画質を維持出来ると思っておりますが、中間ファイルを作らないとイケないのがネックなのと、検証&模索がモットーなので(笑)

最初に、FCP7で23.98pのシーケンスに59.94iの素材をドロップしたら、どうなるんでしょ




FCP7では、ファイルの頭から3、8、13、18、23、28コマ目を強制的に削除し、周波数変換するようです。左図のB/Cが削除され、5コマが4コマになります。ただし、C/Dのコマがブレゴマとして再生されます。






では、フィルターで「インターレース除去」を追加してF1だけにしたらA-B-C-Dになるのでは?





ガ~ン。なんとF2のみの映像になってしまいました。
上段(奇数)でも下段(偶数)でも同じでした。orz...
これでは、画質は落ちるわ、ダブリコマはあるわで使えません。












この問題の解決策ですが・・・





ブラウザーで素材の優先フィールドを「上(奇数)」から「なし」に変更する事で先程のインターレース除去の上下が有効になります。(何故だかは分かりません)


なお、ブラウザーで素材の設定を変えても、シーケンスに乗せた素材には影響しませんので、改めて素材を乗せる必要があるようです。








F1の情報だけにするので解像度は落ちますが、
素材によってはFCPだけでリバーステレシネすることが出来ました。
字幕が入っている素材などではテロップがガタガタになってしまいます。

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